2014年頃から本業とは全く別の副業をはじめ、初年度から年間収入が20万円を超えて以来、今に至るまで毎年この時期になると確定申告をしています。
源泉徴収された配当所得を総合課税にして、配当金額の10%の還付を受けたり、ふるさと納税の申請をしたり。
面倒ではありますが、1年分の自分の総決算書類を作成しているようで、やってみると結構楽しいものです。
年末調整で完結する会社員
普通の会社員ですと、年に1度の年末調整だけで完結します。
投資で配当所得があったり、株式や投資信託の譲渡損益があっても、源泉徴収ありの特定口座を利用していれば、無理に確定申告をする必要はありません。
年末調整の際に必要な書類を揃えれば、面倒な納税作業は全部会社任せにできるので、何かと多忙な会社員にとっては助かりますよね。
会社員こそ確定申告したい
しかし私は会社員こそ、確定申告をすべきだと考えています。
実際にやってみると分かることですが、確定申告書類を作成するだけで、税金に関してかなりの勉強になります。
所得に対して税金が占める割合はかなり大きく、資産形成の足かせになっていることは間違いありません。
年末調整等で会社に任せっぱなしにするのではなく、確定申告をツールとして活用して税金に干渉し、自分で税金をコントロールできるようになれば、資産形成を加速させる礎となるはずです。
…私もかれこれ2019年分の確定申告で6回目ですが、まだまだ学ぶことは多いと感じています。
会社員レベルの確定申告書の作成は難しくない
繰り返しになりますが、確定申告書を作る作業はけっこう手間です。
私も初めて確定申告書を作成するとき、 はじめは身構えたものですが、やってみるとそれほど難しいことではありませんでした。
実際、サラリーマンレベルの確定申告書であれば、会社からもらえる源泉徴収票や、証券会社からもらえる特定口座年間取引報告書に書かれている数字を国税庁の確定申告書作成サイトの指示通りに入力していくだけで、簡単に作れてしまいます。*1
強いて言うなら、税務署に郵送する作業や、税務署に持ち込むことの方が面倒です。
まとめ
会社員は会社が納税作業を代行してくれますが、ずっと会社に任せっぱなしでは税金について学ぶ機会が永遠に失われます。
確定申告はめんどうですが、難しいことではありませんし、一度作成してみると税金の勉強になります。
源泉徴収票や特定口座年間取引報告書などが手元にあれば、国税庁のホームページで試しに入力してみると良いでしょう。
もしも、そこで還付金が発生するなら、いっそこれを機に確定申告しちゃってみてはいかがでしょうか。
*1:私の場合、副業があるので別途収入の集計や経費の計上などもありますが、白色申告であればこれも大した手間ではありません