2020年2月24日の週は、投資家であり続けられるか試練の週となりましたね。
普段あまり相場のことは気にしていないのですが、資産管理ツール*1 が久々に大きなマイナスを弾き出したので、流石に何事かと思いました。
すごい下がっていたので、インデックスファンドの買増しでもしようかな?と考えていたのですが、今のところ買増しはせずに静観しています。
たった5年程度の経験値ではありますが、インデックス投資家として、今現在経験しているコロナショック相場を受けてどう思ったか記事にしてみました。
今のところノーダメージ
2020年3月1日(日)現在の状況ですが、結論から言うとノーダメージです。
理由は色々とありますが、一番の理由はトータルリターンがまだまだプラスの状態だからで、これは短期売買をすることなく、コツコツとインデックスファンドを買い続けた結果だと考えています。
株式100%の資産配分のため、相当な評価損が出ているは事実ですが、トータルリターンでは依然プラス状態です。
また、仮にマイナスになろうと、今のところ使う予定のないお金です。いつか必要になった時に大損こいてなければ十分と、どんと構えています。
暴落は歓迎のスタイル
今回のコロナショックは暴落と呼んでいいものか、測りかねていますが、投資家としては貴重な体験ができる期間だと考えています。
特にここ最近は何を買っても値上がりするアゲアゲな相場だったので、下落相場を早いうちに体験しておきたいなぁと思っていたので、ある意味では幸運だったと思います。
インデックス投資は長期投資が基本です。そして長期投資となると、投資期間中に相場の暴落に何度も見舞われることを覚悟しなければなりません。
2018年の下落相場はどうだった?
ちなみに2018年末の下落相場の時は、ブログもSNSで投資情報に触れることもなかったからか、思い返してみても今以上に何も感じていませんでした。
今日ノリで行った投資セミナーで一番ためになった資料。 pic.twitter.com/5ZNUUwcwGP
— あさこ (@nafco355) January 18, 2020
投資成績の良い人の属性の1位は亡くなっている人、2位は運用しているのを忘れている人、という皮肉な資料があります。
要は、長期に渡ってあれこれいじらず、相場に一喜一憂することなく放っておくのが一番なのでしょう。
ちなみに、2018年末の下落相場と今回のコロナショックを比べてみると、S&P500は今より低水準だったようです。
『FACT FULNESS』という本にもありましたが、世界中の人々は劇的なスピードで良い方向に向かって成長しています。
インデックス投資は、世界経済の成長を前提とした投資スタイルですので、目先の下落相場なんかに振り回されないようにしたいですね。
リスク許容度は適切と実感した
前述の通り、私の現在の資産配分は株式100%です。
そのため、債券を何割か資産配分に加えている人と比べると、かなりのリスクを負っているわけですが、予め試算してあった暴落時の想定損失額と比較すると、まだまだ許容範囲内でした。
リスク許容度は人によって全く異なると思いますが、私は過去、個別株で痛い目にあっているため、人よりリスク許容度が広い方だと思います。
まとめ:リスク許容度を見直しましょう
何はともあれ今回の下落相場で、長期・積立・分散投資がますます重要と感じ、インデックス投資をやっていて良かったと、よりいっそう感じています。
SNSを見ていると、ハイレバレッジのETFに全力投資など、一般的な投資家の何倍ものリスクを負っていた人から、今回の下落相場で退場している様子です。
本来は市場が好調なときほどリスクを見直すべきなのですが、今回の下落相場で枕を高くして眠れない投資家は、今からでも自分の許容リスクを見直すべきでしょう。
最悪な事態が発生した際の損失額の試算方法は、有名投資ブログ『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』の、上記インデックス投資の開始手順シリーズの途中に記載があります。
資産配分を決め、期待リターンとリスクを事前に把握するのに、大変役に立ちましたので、今回の下落相場で許容範囲を超えたリスクを負っていたと感じた投資家さんは、これを機に試算してみてはいかがでしょうか。
*1:家計簿兼資産仮ツールとしてマネーフォワード MEを利用しています